企業情報

警備業が日本に誕生して半世紀以上、他の産業に比べると歴史は浅いものの、
この間の警備業の歩みは確実に進歩し、社会に必要な産業となりました。
しかしながら業界が抱える大きな問題の一つに警備会社の二極化が益々加速して
いるという現状があり、全国的に展開する警備会社と、地域密着型の警備会社の
資本力の格差が生じてきているのも事実です。業界の先駆者として全国展開する
警備会社を否定するわけではありませんが、地域に密着し、地域と共に発展を目
指している警備会社の存在価値は大きいと考えています。

我々「豊田東海警備株式会社」は、愛知県三河地区を拠点として三河地
区全域及び愛知県、岐阜県、三重県と活動区域を絞り、地域に根ざし、
地域の皆様に愛され、必要とされる警備業者を目指すものであります。
今後、より高度化が求められ、社会から必要とされる中、警備業界を取
り巻く様々な環境の中で、ご依頼される契約先の立場にたった、細かい
心遣いのできる会社こそが我々の目指す姿なのです。

合併した２０１２年前後の年に入社した社員ももう５０歳手前、今は役員として会社を
引っ張ってくれている。
当時と比べると警備会社の業態も様変わりしたが、三河の機械警備・貴重品運搬警備と
言えば『豊田東海』、施設・イベント・交通誘導警備と言えば『日本信託』と一番に名前
が挙がるようになった。２０２０年には豊田本社の新社屋も完成。
その後、蒲郡本部の建て替えも完了し、シャワールームに社員寮、そして警備隊員の
憩いの場もできた。当社のステッカーも街のいたるところで目立っている。
６５歳で一線を退いてから５年、７０歳となった今ではもう経営には携わっていないが、
お客様からいただいた感謝の声の報告を聞くことが毎月の楽しみとなっている。
そういえば長女が小２の時、クラスの作文集に『大きくなったらカッコいい警備員にな
りたい。』と書いてくれた子がいたのを思い出す。
あの頃は「そんなことを言ってくれるのも子供のうちだけだろうな。」と苦笑いしていたが、
彼は今、実際に当社のリーダーとして活躍してくれている。
そして昨年は社員の子供さんも入社してくれた。
「どうしてうちを選んだの？」と聞いてみると、『親の姿を見ていて、自分もぜひやって
みたいと思いました！』と嬉しそうに答えてくれた。本当にありがたいことだ。

今、当社では２０代から私と同じ７０代まで、老いも若きも、人の役に
立ち社会に貢献できる警備の仕事に誇りをもち、みんな活き活きと働い
ている。先日のこと、散歩がてらにスーパーに買い物に行くと、すれ違
った親子連れが『あの制服のおじさんがいてくれるから安心だね！』と、
当社の警備士を指さして楽しそうに話をしていた。その会話を耳にして
思わずニヤニヤしながら歩いていると、「あのおじいさん、一人で笑って
てなんか変じゃない？」と周りの人たちから不審がられてしまうので
あった・・・。そんな会社にしていきたいと思います。